2010年10月20日
菊花賞直前
自分でも驚くほど、気分はさばさばとしていた。むしろライドにおける貴重な体験をしたことで、またひとつ勉強になったというクールな思いがあった。本やウェブサイトでの知識だけだったエンデュランスの世界を、実際にひとつひとつ体験しているのでる清一の心の中では、やるだけはやったという気持ちのほうが勝っていた。ワツショー・バレー・ライドで清一が学んだことは、ライドを中止する判断と決断だつた。自分の骨折だけではなく、ハルやデイヴイツドなどパートナーの失格や〈マキナ〉の調子、そして道に迷ったことなど複合的な要因により、中止を決断せざるを得なかった。テキサス出身の〈マキナ〉は、平地には強いが岩山の登り下りが多いネバダ州の地形には弱いということが分かつた。トレイルの地形によっては、それを得手不得手とする馬がいるということだ。オリエンテーリングのような第71回菊花賞予想道標の確認なども、あらためて勉強させられた。まつたく知らないコースを、道標だけを頼りに進む難しさなど、実際に体験する以外に学習方法はないだろう。最初に出場した
カムストックでは怖いもの知らずの勢いだけで走破してしまっが、今回初めて、清一はひとりで走るという経験をした。馬を単独で走らせることの難しさを知り、それと同時に、ひとりで走る場合には常に状況に応じた冷静な判断が必要だということも学んだ。「これからはアンやハルに頼るだけではなく、自分で何とか出来るようにならなければ」そんな思いが、清一の中でよりいっそのこと…
カムストックでは怖いもの知らずの勢いだけで走破してしまっが、今回初めて、清一はひとりで走るという経験をした。馬を単独で走らせることの難しさを知り、それと同時に、ひとりで走る場合には常に状況に応じた冷静な判断が必要だということも学んだ。「これからはアンやハルに頼るだけではなく、自分で何とか出来るようにならなければ」そんな思いが、清一の中でよりいっそのこと…
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